ESP学園 Webクリエイター科が贈る音楽＆エンタテインメント・ポータルサイト

会場を独自の世界へといざなう熱いステージ

4組目に登場したのは、ESP学園出身のメンバー（Dr. Gight）が在籍する「妖精帝國」。SEが聞こえると、ステージの空気が明らかに豹変していく。彼らのヘヴィなサウンドが会場へ解き放たれ、『missing』から式典（＝ライブ）は幕を開けた。1曲目から地響きのようなバックサウンドと、Vo.ゆいの美しく透き通った歌声でオーディエンスを熱狂と興奮の渦に。その激しく、重厚なサウンドとメロディアスな楽曲に、観客は彼らの音から作り出される世界にどんどん引き込まれていった。Vo.ゆいが「覚醒せよ」とフロア全体を煽ると同時に２曲目の『神剣乱舞』へ。すでに臣民（＝ファン）たちは大興奮で暴れ狂っている。
その後のMCでは、アニメ「東京ESP」のエンディングテーマにもなる新曲の発売日をVo.ゆいが間違えるなど、お茶目な一面も見られ、会場に笑いが起きる。また、観客として来ているESP学園の在学生に向けて、ステージで演奏する気持ちよさを語り、応援メッセージを送った。次の『Astral Dogma』では、会場はヘッドバンギングの嵐。そしてついに最終曲『空想メソロギヰ』へと突入する。「ラストいけるかー」という掛け声に精一杯の声で応じるオーディエンス。曲の後半では楽器隊もステージ中央に集まり、テクニカルなフレーズを奏で、「これが妖精帝國だ」と言わんばかりのステージングで会場の目を引いた。
メンバーがステージを後にしても、オーディエンスたちの『Das Feenreich』の掛け声が響きわたっていた。COLORSで多くの観客を臣民にした妖精帝國の活動に今後も目が離せない。

セットリスト
1. missing
2. 神剣乱舞
3. Astral Dogma
4. 空想メソロギヰ

<ライティング/コーディング：小野寺　写真：HOSHINO ASAMI / SAGA AKIHIRO>