LEAVE TO THE FUTURE

vol.1 HOKKAIDO

まだまだ暑さの残る9月前半。日本最北の地、北海道を訪れた。
心地よい涼しさの中で、この広大な大地を全身で感じる。

羽田空港から2時間ほど飛行機で飛び、いよいよこの北の大地にたどり着いた。新千歳空港からすぐの場所で、予約していたレンタカーを借り、すぐに札幌へ向かう。車を走らせていると、広い道路に対した交通量の少なさに驚かされる。どこもかしこも広い道と大きな自然に包まれた景色でとても快適だ。札幌に近づくにつれて、美味しそうな店もちらほら見つかり、名物のジンギスカンを食べることにした。しつこさのない、上品な味で大満足。そして札幌ドームに向かい、プロ野球の試合を観戦する。内容は一方的なワンサイドゲームであったが、広いグラウンドでのびのびプレーする選手たちが見れただけでとても充実した試合だった。ドームの壮大な外観も美しい。

昨日の疲れもあったが、早々にホテルのチェックアウトを済ませ、東に向かって車を走らせる。今日の目的地は、積丹。広い北海道の中でも東の端に位置する半島だ。通称”シャコタンブルー”と言われる綺麗な海を見ることができるらしい。漁業が盛んな土地でもあり、道中で食べたウニ丼はまさに絶品! 他の海鮮も食べてみたくなった。そして、積丹岬の突端付近に位置する多くの奇岩が足場となっている島武意海岸と、尾根沿いに整備された遊歩道からの絶景が見れる神威岬を訪れる。どちらからも、長い年月を経て自然が育んできた景色と、美しい海をみることができた。

次の目的地は小樽。ここも有名な港町だが、それと同時に古くからの名所もある町で、観光都市としても人気がある。たとえば、現在は廃線となっている、北海道初の線路、手宮線の跡地。町をふらついて周りに目をやると、小樽の人々は観光客に気さくに話しかけたり、写真を撮ってあげたりと優しさがにじみ出ていた。それに加え、商店街のような通りもあり、とてもにぎやか。そんな小樽の町の中を通る小樽運河はとても風情がある。まるで映画やゲームの町の中のような雰囲気すらあった。

最後の夜を過ごすのは北海道のちょうど真ん中辺りに位置する星野リゾートトマム。リゾート地だけあって深い山奥にあり、レジャー施設や観光スポットもたくさん! 道中では野生のうさぎも見かけた。水に浮かぶ十字架が神聖で神々しい水の教会を観光し、素敵な露天風呂のある温泉や、海のような外観で波も出るプールを満喫した。ひとつ残念だったのは、トマムの中でも有名な観光スポット、雲海が悪天候で見れなかったことだ。またいつかこの地を訪れることがあれば、見てみたいものである。

札幌ドーム 北海道札幌市豊平区羊ケ丘1
島武意海岸 北海道積丹郡積丹町入舸
神威岬 北海道積丹郡積丹町神威岬
旧手宮線跡地 小樽市色内2丁目10番地 旧手宮線跡地
小樽運河 北海道小樽市手宮1丁目6番
水の教会 北海道勇払郡占冠村中トマム

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