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FLiP SHIBUYA-AX ライブレポート

FLiP_SIBUYA-AX

圧巻のライブでAXをノックアウト!!

11月10日に、3rdアルバム「LOVE TOXiCiTY」を引っ提げたリリースツアー「LOVE THE TOXiC XiTY」のファイナルがSHIBUTYA-AXにて行われた。FLiP史上最大キャパのSHIBUYA-AXでのワンマンライブということで、メンバーも思い入れが強かったのではないだろうか。 会場には超満員の観客。開演前には、Dr.Yuumi、Ba.Sayakaがユーモア溢れるアナウンスでオーディエンスを楽しませてくれた。アナウンスが終わると、場内が暗くなりSEが流れ始め、それと同時に手拍子の音が鳴り響く。ステージ上の幕には大きくFLiPのロゴが映し出される。そして、アルバムのリード曲である「カミングアウト」が始まり、ライブは盛大にスタートした。疾走感溢れる楽曲に観客も大喜び。1曲目からパワー溢れるステージに観客も引き込まれる。次に、この日に向けて行われた「SHIBUYA-AX当日に演奏される選曲」をテーマに、視聴者に参加してもらい行われた「FLiP AX ドラフト会議」のファン投票で選ばれた「It’s a lie」に突入。唸るようなVo&Gt.Sachikoの声と迫力のステージにファンは2曲目ながら大暴れ。さらに「Tarantula」、「CHERRY BOMB」とアップテンポな楽曲に。MCでは「この日を待ち望んでいた!! めっちゃ最高です!」と笑顔でファンに感謝の言葉を述べる。メンバー自身とても楽しみにしていんだなと、その笑顔からよくわかった。そこから「二十億光年の漂流」、「ライラ」に。「ライラ」では観客も一緒に大合唱する場面も見られた。そんな大盛り上がりの中12月18日に発売されるコンピレーションアルバムの中に収録される新曲「Color Me Blood Red」が初披露。新曲がいち早く聞けるということで、観客達のボルテージは上がる一方であった。「Log in “Rabbit Hole”」では初のVドラムでの演奏も見られた。「Dear Miss Mirror」が終わるとメンバーが掃けてSachiko一人となる。「今すごく楽しい。これから先があるから前を向いて歌える」と今の心情を口にした。そのあと、「アルバムリリースツアーを通して、様々な感情が芽生えた。ネガティブな感情ではなく、ポジティブな感情で歌います」と、言い残し、弾き語りでの「a will」が届けられる。観客は、哀愁あるSachikoの歌声に聞き惚れていた。次の「永遠夜~エンヤ~」からメンバーは戻り落ち着いた楽曲にオーディエンスは聞き入ってしまう。

MCを挟み後半戦のスタート。Sachikoの呼び出しと共に『ORESKABAND』からホーン・セクションの3人がゲストで登場する。そしてFLiPと合わせ、7人のメンバーでの「Bat Boy! Bat Girl!」。音の厚みも増し、いつもより迫力のある楽曲に変わっていた。メンバー同士も笑顔でとても楽しそうだ。バンドサウンドで勝負してきたFLiPの新しい一面が見ることができた一曲であった。ここから「ワンダーランド」「カザーナ」と、どんどん加速していく。1曲1曲に歓声は大きくなるばかり。さらに3rdアルバムから「Raspberry Rhapsody」。ライブでの人気が高い楽曲ゆえ手拍子の音も大きかった。勢いのまま「カートニアゴ」のイントロが聞こえた。待ってましたと言わんばかりの盛り上がり。会場はモッシュやヘッドバンキングをするファンも見受けられた。そしてラストの「ナガイキス」へ。歓声はより一層増し、地響きのようであった。

アンコールで再びステージに現れるメンバー。アンコールでは「FLiP AX ドラフト会議」で選ばれた「Oh Darling!」「BALLOONHEAD」の2曲が披露された。懐かしの「BALLOONHEAD」にファンも大喜び。ファン投票で決まっただけあり会場も盛り上がった。 公演も終了だと思われたが、会場からはWアンコールの声が響きわたる。するとメンバーが再登場し、「まさかWアンコールが来るとは思わなかった」と一言。FLiPの熱いライブに観客も我慢できなかったのだろう。Wアンコールではゆったりとした「茜」が始まり、あかね色の照明に包まれた会場全体が手を振り、FLiPのツアーファイナルのAX公演は大成功に終わる。

さすがライブバンドと言わんばかりのステージで、最後までオーディエンスを楽しませてくれた。激しい曲からバラードと緩急のある楽曲でファンにも、たまらないライブだったはず。ガールズバンドとは思えぬ程のパフォーマンスにとてつもなく痺れたライブであった。『ORESKABAND』とのコラボやファン投票など、ファンを一番に考えるFLiPだからこそできたライブだったのではないだろうか。SHIBUYA-AXも無事に成功させ、成長し続けるFLiPの今後の活動が楽しみだ。

 

(ライティング:小野寺 コーディング:小野寺)

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