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ヴィジュアル・ロック パーフェクト・ディスク・ガイド500 / 大島 暁美
2013.8.18

ヴィジュアル・ロック パーフェクト・ディスク・ガイド500

BOOK

2013.07.18 Release!!
シンコーミュージック・エンタテイメント

”ヴィジュアル系”の歴史がすべてわかる!!

ここまでヴィジュアル系に特化したディスクガイドが今まであっただろうか……。
現在、活躍中のヴィジュアル系アーティストから、彼らに多大な影響を与えたであろう1980年代のジャパメタやハードコアバンドなどにいたるまで、なんと500枚にものぼるディスクレビューが掲載されている。
執筆を担当するのは、『ヴィジュアル系』という言葉が誕生した頃から、この分野の第一線で活躍する大島暁美氏を中心とした、10人のライター陣。ディスクレビュー以外にも、ライブの楽しみ方やマナー、ファッション、ヴィジュアル系バンドのより細かいカテゴライズなど、サブコンテンツも非常に充実していて、興味を持ち始めたばかりのファンにも入門編としてもオススメだ。
さらに、巻頭の『「世代を超える!」座談会』(=千聖(PENICILLIN)×景夕(Kra)×昴(Royz)による鼎談)や、ヴィジュアル系の専門誌『SHOXX』の初代編集長であり、現在はフリーマガジン「Gab」などを手がける (株)スターチャイルド代表、星子誠一氏のインタビューを収録するなど、一冊を通じて、豪華な顔ぶれが楽しませてくれる。
巻末には、日本のヴィジュアル系に影響されて、海外で誕生したバンドを紹介。そう、言うまでもなく、今や、ヴィジュアル系は日本にとどまらず海外にまで広っている。世界へと発信されている文化なんだと改めて感じることができた。
あとがきでは、監修を務めた大島暁美氏が、ヴィジュアル系の氷河期時代の偏見や批判などを回想し、数々の苦悩があったことも寄せている。大島さんの”ヴィジュアル系”に対する熱い想いがわかる一節だ。
日本におさまらず、世界へと拡大していくヴィジュアル系。その素晴らしき文化を、そして大島氏をはじめ、ヴィジュアル系に関係するすべての方々の熱い想いを、この本を通して感じてほしい。

小野寺 佑斗

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