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～夏一番の風物詩～　サマーソニック2016　２日目

２日目は初日とは打って変わって雨も降らずに、日差しが強く照っている。会場では、グッズに並ぶ人、各ステージに向かう人、みんな気合十分でライブに臨んでいるのが伝わってきた。天候にも恵まれて楽しい１日を過ごせそうだ。

最初に見たのは、４人組エアバンド、ゴールデンボンバー。ステージにスーツ姿で登場し、ボーカルの鬼龍院翔の「夏らしい曲をやろう！」から始まったのはなんと、T.M.Revolutionの楽曲「HOT　LIMIT」だ。予想外の曲に会場は大歓声。ステージ上でたくさんの演出をする彼らは観客みんなを笑顔にした。

マリンステージ１発目のアーティストは、イギリス出身の若手バンド、NOTHINGBUT THIEVES。会場に着くと、かなり多くの人が集まっていた。彼らが登場すると、大きな拍手と歓声が起こる。「東京元気ですか？」という問いかけに応えるように、オーディエンスは拳をあげる。ボーカルの力強く、伸びやかな歌声がとても印象的だった。

BEACH STAGEに移動して次に見たのは平井大。太陽が照りつける快晴の中、たくさんの人が曲に合わせて、手拍子をしたり、手を振ったりしていた。「Slow&Easy」は、まさに夏にぴったりの一曲となっていて、サビの部分では観客もみんなで合唱するとても熱い光景が見られた。

マウンテンステージに向かうと、すでにMØのステージが始まっている。ライブの途中、彼女はステージから降り、客席で歌声を響かせ、「Thank you サマソニ！」と声をあげい、最後まで会場を盛り上げて、パフォーマンスを終える。

次にBLOSSOMSのステージを見るために、ソニックステージへ。アップテンポな曲調で盛り上げたあと、アコースティックギターで弾き語りを披露すると、大きな拍手が起こる。最後に、オーディエンスを座らせ、「４つ数えたらジャンプして！　４、３、２、１！」とかけ声を発して、オーディエンス一同がジャンプ。会場が一体となって、演出に参加した。

続くソニックステージには、METAFIVEを見るために集まった人で溢れかえっていた。それだけでものすごく注目されていることがわかる。ライブの演出といい、映像といい、彼らの世界観がリアルに伝わってきた。

続いては４人組バンド[Alexandros]を見にマリンステージへ。たくさんの手拍子の中「Run Away」が始まる。１曲目から激しい盛り上がりを見せた彼らは、ボーカルの川上洋平のMCで「新曲やってもいいですか？」という声で、たくさんの歓声が上がりドラマの主題歌としても話題の「Swan」を披露。最初から最後までお客さんもメンバーの勢いに負けないくらいの熱量だった。

次にマリンステージに登場するのは、今年再結成をしたTHE YELLOW MONKEYだ。「バラ色の日々」ではファンがサビの「追いかけても」の部分をメンバーとともに大熱唱。ボーカルの吉井和哉が「知ってる曲があったら一緒に歌ってください」というMCにも煽られ、たくさんのヒット曲をお客さんが一緒に歌っていた。初めて見る人も最高に盛り上がれるステージだっただろう。

そのままサカナクションのライブを見るために、マリンステージに残っていた。ライブが始まる前から、ものすごい人で溢れかえっている。スタンド席は満席で座れなかった人が立ち見をしているほど。アリーナ席もどんどん人が集まっていく。そんな中、メンバーが登場だ。１曲目は「ミュージック」からスタート。舞妓さんが現れ、「夜の踊り子」、「アイデンティティ」と、一気に盛り上げていく。「改めまして僕たち私たちがサカナクションです！」という自己紹介と、ラスト「新宝島」で、会場を熱気に包み、「ありがとうございました！」と、名残惜しくもステージを終えた。

マリンステージのトリを飾ったのは、イギリスの世界的ロックバンドRADIOHEAD。BGMが流れるなか会場いっぱいのお客さんが、まだかまだかと登場を待つ様子がうかがえた。そんな中、ステージも含めたすべてのライトが消され、暗闇の中、SEとともにメンバーが登場。１曲目の「Burn the Witch」が始まると、ステージ上のすべてのライトが真っ赤に光り、お客さん全員の大歓声と拍手が巻き起こる。たくさんのレーザーライトの演出や、会場みんなが一体となって大合唱して最初から最後の曲まで、爆発的な盛り上がりを見せた彼らのライブは、まさにラストにふさわしいライブであった。

今年も去年を超える勢いのライブが各ステージで行われている。また、新たに出会った音楽もとても素晴らしいものだった。たくさん盛り上がって、この夏１番の思い出になったことだろう。来年も誰もが盛り上がる最高のフェスになること間違いなしだ。