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Main Artist

Main Stage report

超満員で開始したMain Stage。およそ１分のオープニングビデオが流れたのち、ステージに登場したのは、ESP学園ヴォーカル＆ダンスユニットBLOSSOMだ。全10曲を歌い、踊りきった彼ら、どのナンバーもキレのあるダンスや、迫力のある歌声で、会場を熱狂させた。「6 of 1 Thing」のようなジャズや、「イジメ、ダメ、ゼッタイ」のようにＪ-POPのカバー、「花束」では、ソロボーカルで観客を魅了するなど、バラエティに富んだ楽曲だったが、特に印象に残ったのは、５曲目の「殺陣パフォーマンス」。殺陣の衣装を身に付けたメンバーが、ライトアップされた剣を持ち、その名の通り斬りあうものだ。これまでにはなかった、思考を凝らしたパフォーマンスに、今後のBLOSSOMの進化が楽しみになった。

次に登場したのは、３人組ニュー・ウェイヴ・ロックバンドPOLYSICSである。ロックなテイストのサウンドに電子音を盛り込むという、POLYSICS独自の演奏を繰り広げている。今回は、とにかくノリにのれるナンバーを揃えた全９曲を披露。どれも彼ららしい音楽性を垣間見ることができた。「Young OH! OH!」のような、ロック調がメインの演奏でノリにのれば、「Digital Coffee」のピコピコ音が、脳を刺激する。MC中には、彼ら特有のコールである「TOISU!」がこだまし、会場は完全にPOLYSICS一色に。決してフロアを飽きさせない構成・演出は、3人にしかできない音楽を超えたエンターテインメントなのではないだろうか。

３組目は、月9ドラマで女優としてもデビューした新山詩織。１曲目はアップテンポで明るい曲調の「Everybody say yeah」。彼女が両手を上げ、手拍子をすると観客もそれに答える。「みなさんこんばんは、新山詩織です。COLORS楽しんでいきましょう！」とあいさつ。つづく２曲目は、１曲目と同様、明るく元気な「Dear friend」。この楽曲では、リズムに合わせて拳をあげる人、タオルを回す人などが見られた。次に披露した曲は、しっとりとしたメロディーの「絶対」、そして「ゆれるユレル」。会場全体が彼女の歌声に酔いしれた。MCでは「皆さん楽しんでいただけましたか。次の曲はドラマの劇中歌にもなった曲です、聴いてください、「恋の中」」というと歓声が上がった。「最後の曲になってしまいました。」と一言。ツアーが始まることを伝え、ラストは先月発売されたＣＤの中から「あたしはあたしのままで」を披露。「本当に今日はありがとうございました！」とお辞儀し、ステージを終えた。彼女の透明感あふれる歌声に魅了された人は多いのではないだろうか。年末にはツアーが始まるので、気になった人はぜひ足を運んでみては。

そして4組目は、ボーイッシュガールズグループのTHE HOOPERS。スクリーンに彼女たちの名前が表示されると、待ちわびていたファンから歓声が上がる。オープニングテーマでは登場前のメンバーが甘い言葉でファンたちを魅了、するとメンバー全員が登場。バクテンを決めると、歓声とともに拍手があがる。彼女たちを待っていたファンたちはペンライトを振り、「盛りあがっていくぞー！」という声とともに、「New World」を披露。続く「イトシコイシ君恋シ」では、メインボーカルの未来が歌っているときに観客がペンライトを振りながら、彼女を見守り、「Calc.」では、リズムに合わせながら、手を左右に振る。曲終盤では、音に合わせて手拍子をし、会場全体が一体となって盛り上がった。最後に５月に発売されたシングル、「ラブハンター」で観客を魅了させ、幕を閉じた。彼女たちが作り出すファンタジーな世界に釘付けになった人は多いのではないだろうか。

COLORSもだんだんと終盤に差し掛かってきたころ、ステージに登場したのは今年結成７周年を迎えるガールズバンドGacharic Spin。「みなさんこんにちは！Gacharic Spinです!!」というと、メンバー一同が縦横無尽に動き回る。観客はそれに応えるように、ペンライトを振ったり、拳を上げたりと、会場が一体に。ＭＣでは去年同様「メンバーにはESP学園の卒業生はいません！でも歴代のマネージャーはこの学校の方ばかりです！一応関わりはあります！」と笑いを誘った。そして、９月７日に発売されるメジャーセカンドアルバム「確実変動-KAKUHEN-」や、これから出演するイベントについても触れた。３曲目は、CMの曲として話題の「シャキシャキして!!」。サビでは観客もメンバーに合わせて踊ったり、ジャンプしたりと、大いに盛り上がった。続く「ハンディングサマー」、「アルブスの少女」で会場をヒートアップさせ、ラスト「ダンガンビート」ではタオルを振ったり、ヘドバンしたり、手拍子をしたりしてLIVEを盛り上げ、ステージは終了。去年よりもさらにパワーアップしたGacharic Spinから目が離せない時間になったのではないだろうか。

Main Stage６組目に現れたのは５人組バンドGOOD ON THE REEL。 静かな心地よいSEでメンバーが登場する。ボーカルの千野隆尋が深くお辞儀をして登場し、「さあ一緒に素晴らしく今日を始めよう！」という声と共に一曲目の「素晴らしき今日の始まり」がスタート。サビ前に観客が手拍子をして、サビで大きく手を上げて盛り上がっていた。そして次の曲「サーチライト」はアップテンポな曲で、たくさんの色のライトが使われていた。 そして、千野が「どうか何か受け取ってくれたらと思います。よろしくお願いします。」と言うと３曲目の「つぼみ」がボーカルの声だけでスタートし、みんなが優しい音色に静かに聞き入っていて、感動して泣いているお客さんもいた。 次に「新曲!どんなに雨が降っても雨天決行！」という言葉と共に４曲目の「雨天決行」が開始。サビではみんなが手を大きく上にあげて盛り上がる。 ラストは、「自分で選んだ今日を最後まで自分らしく楽しんで帰ってください」という言葉と共に「シャボン玉」がたくさんの拍手に包まれながらスタート。歌い終わるころにはみんなが笑顔になってメンバーの深いお辞儀で幕をとじた。

Main Stageのトリをつとめるのは、６人組アイドルユニットでんぱ組.inc。ライブが始まる前からすでにたくさんのファンが各メンバー色のサイリュームをもっていた。メンバーが登場するなり大歓声が沸きあがる。一曲目の「でんでんぱっしょん」が始まると大きくジャンプをする人、激しく動き回る人など、最初から全開で会場を温めた。曲が終わり、２曲目の「NEO JAPONISM」では、歌詞の「ぜっぜっぜっ絶好調～」のところで観客がメンバーと一緒に大きく横に移動する場面が見られ、曲が終わるとすぐに３曲目「破！to the Future」が始まる。 たくさんの手拍子が巻き起こり、次の４曲目ではメンバーの動きに合わせて、手拍子からの激しくジャンプというがファンとの熱い一体感が見られた。ラストのMCでは「次の曲でラストなんですよ」というMCで観客に悲しい叫びや、よりいっそう盛り上がろうという声が上がる。そして「パリ３共和国」が始まった。曲が終わると、メンバーの「バイバイー」という声とともに、COLORS2016は終演。 今年もMain Stageは誰もが納得する爆発的な空気を見せ、アーティストも観客もみんなが最高に楽しんでいた。