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COLORS2015 群青シンパシー ライブレポート

COLORS2015 @新木場スタジオコースト

染め上げる、共鳴の奏。

会場に西日が差し込み始め、さらに暑さが増した中、Truck Stageの2組目として登場したのは4人組ピアノロックバンド、群青シンパシーだ。
最初に演奏したのは今年4月にYouTubeに公開された「無機物H」。ドラムとギター、そして彼らの特色であるピアノの音色が会場をつつむ。サビではヴォーカルとコーラスのハーモニーで、オーディエンスを魅了した。
続く2曲目「路地裏のセオリー」では、先程とは変わってややアップテンポな曲調に、体を揺らしながら音にのる観客も。自然とおこる手拍子や、前奏や間奏で見せたメンバーの笑顔が印象に残った。
2曲が終わったところで一度MCに。演奏中とは変わってとても穏やかな雰囲気のメンバーは、今回のライブへの感謝、これから自分達がどのように活動していきたいか、を語った。さらに、彼らがはじめて企画した合同ライブの告知があり、さらに観客は興味をひかれたことだろう。
最後を飾った「桜雨」では、ヴォーカルのヒトミの迫力ある歌声が、素直に心に響く。やさしいメロディにドラム、ピアノの音がアクセントになっているのが印象的だった。
3曲すべてを通して、観客は彼らの演奏に酔いしれたことだろう。耳が幸せという言葉があるが、それがとても似合うものであった。
「空間から共鳴を。」というコンセプトのもと演奏する群青シンパシー。その想いを、今度は各地で展開しているライブで感じてみてはどうだろうか。

セットリスト
1.無機物H
2.路地裏のセオリー
3.桜雨

<ライティング:藤沼 幸士郎>

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